オヤノミカタREPORT 全2回(2017年5月、9月)

親の味方たちの活動をレポートするオヤノミカタREPORTにて、学びの森が紹介されました。学びの森WEBサイトのコピーライティングをしてくださった、学びの森をよく知る柴田明さんが記事を執筆されています。

学校の外にも、子どもたちが自由に学べる場を増やしていきたい。│学びの森|オヤノミカタレポート

  「学校休みたい」 「行きたくない」   むすこに突然そう告げられたら、なんて答えよう…… そんなことを考えるようになったのは、「学びの森」というフリースクールに出会ったことがきっかけでした。うちの子は大丈夫なんて保証はどこにもなくて、不登校は誰もが直面しうること。でも、そうなった時どうすればいいのか、何も知らなかったし考えたこともありませんでした。   「不登校になってよかった」   これは、学びの森の卒業生の親御さんの言葉だそうです。 不登校を辛く苦しい経験で終わらせるのではなく、大きく成長するチャンスだと捉える。子どもたちに学校ではできない自由な学びを体験させ、自分の力で将来を掴めるよう、学力以外の力も育てていく。 そんな言葉をかかげる学びの森とは、いったいどんなところなのでしょうか。   不登校になったからこそ、もっと自由な学びを。もっと豊かな生活を。 訪れたのは、京都府亀岡市。気持ちのいい坂道を上っていくと校庭を走り回る子どもの声が聞こえてきます。小学校の隣にある緑豊かな敷地で、日中は学校に行けなくなった子どもが通うフリースクールとして、夕方からは学習塾として、子どもたちを支え続けてきた学びの森さん。創設者である北村塾長にお話を伺いました。 左から北村塾長・恵美子さん 子どもたちが学びの森フリースクールで過ごすのは、10:30〜16:00の間。フリースクールというと、学習する場というよりも一緒に生活をするイメージがありましたが、私が参加させてもらった国語のゼミ学習では、村上春樹の小説を題材に中高生が大人顔負けの議論を展開していて驚きました。北村さんはこうおっしゃいます。 子どもたちは学びの森を巣立って社会へ出ていきます。社会の中で生きていく力をここでつけてもらわないといけない。居心地がいいだけの場所ではだめなんです。生活面のサポートももちろん必要ですが、彼らは何よりも学習を通じて自信を取り戻していきます。学習の"質"については常に意識をしています。 スタッフ全員で一人ひとりの生活や学習の状況を共有して、 ──どう導けばこの壁を克服できるのか ──どんな進路を目指すのが合っているのか、

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取材や視察の絶えないフリースクールがある。全国から様々な人が訪れる理由とは。|オヤノミカタレポート

以前ご紹介したフリースクール・学習塾「学びの森」を運営する北村さんから、嬉しいお便りが届きました。9月下旬頃、朝日新聞で生徒一人ひとりに焦点をあてた記事「いま子どもたちは」が連載されるとのこと。春から夏にかけて、記者の方が子どもたちの話を聞きに何度も足を運んでこられたそうです。 そういえば、北村さんはお会いする度に「こないだ、こんな人が来てね……」というお話を聞かせてくださいます。メディアの取材に限らず、色々な方が訪ねてくる学びの森。現役の学校教師、大学の研究者、NPO代表、雑誌編集者……人々がどこに魅力を感じ、何を求めて学びの森を訪れるのか、今日はその理由を探っていきたいと思います。  学校の外にも、子どもたちが自由に学べる場を増やしていきたい。│学びの森 どこに相談がきても最適な支援ができる、地域の体制作り 学びの森さんにお伺いする少し前のこと、北村さんが手掛ける脱ひきこもり支援プロジェクト「なんたんユースHUB」が京都新聞で紹介されていました。まずはそのお話から伺うことに。 京都府から依頼を受けて北村さんが立ち上げた「なんたんユースHUB」は、「教育」「就労」「福祉」「家族」の各分野で活動する不登校・ひきこもり支援団体をつなげるネットワーク。団体間の連携により、どこに相談に来てもらっても最適な支援サービスを提案することができるようになりました。 実は、全国的に見てもこうした支援団体間の連携はほとんど整っていないそうです。メディアや他府県の支援団体からの問い合わせも多く、北村さんは「一朝一夕にできることではないかもしれないけれど、このモデルが全国に広がっていってほしいと思います」とおっしゃいます。 なんたんユースHUB創設までの経緯をお聞きする中でわかったのは、その基盤にはこれまでフリースクールを運営する中で北村さんが築いてきた関係性があるということでした。 目の前の子どもに必要なことをやり続けた結果、事業の形がどんどん変化していった。 学習塾にやってきた一人の男の子との出会いがきっかけで、2005年にフリースクールを開設した北村さん。

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